20170412

銀河卵 ElementEyes11 2017/03















































































































































































冬から春へ踏み出すころ
まるで宇宙空間へ放り出されるような
不思議な間合いの瞬間がある
すべてが終わり静かに完結していこうとする
そのぎりぎりのすきまから
春の勢いが唐突に沸き立ってくるような感触がある

足がかりを失い
なんだか落ち着かなくて
ふわふわしているような
でも、なにもないところからふつふつと
強烈な「意志」が沸き立ち始めている

描いているときにいつも
胸の奥から突き上げてくる萌芽の塊のようなもの
この時期にはそれが外からやってくるなにかと

激しく共振する




銀河卵 ElementEyes11 2017/03

なにかを始めようとしたとき
それまでの「わたし」が一つの銀河で
それだけで大きな「かたち」になっていたことに気づく

もういいじゃない
動きださなくても

完全じゃないかもしれないけれど
いままでやるだけやってきた
いままでのダメなところも
いろいろやってきたことも
そのどれもがひとつの銀河になって

もういいや
このままで

銀河はどんどん卵みたいに丸くなり
静かに閉じていく
そのなかでうとうとしかける
すべてが閉じようとする
その最後のすきまから
ひゅっと風が
吹いてきた

どこかへ行かなくちゃならない
すきまから飛び出し新しいハシゴに足をかける
暖かな銀河が怖い闇に変わる
すこしでもひるんだら足を取られるだろう
なにも見えない
でも何かが突き出てくる
暗い胸の奥から
ああ銀河が見えない心臓になってるんだ
だからそのままふわふわの足どりでそれでも今
行くんだ

0103   光る卵
0112   樹氷尖る
0128   新雪の朝
0202   まだ別の時間があるってことがわかっていた
0207   たくさんの穴がわたしを呼ぶ
0301   微妙な色たくさん隠してた
0305   月下
0305   午後四時の彷徨
0317   もうすぐ新しいものが吹き込んでくる
0318   西日の光景にむかう
0319
0321   冬の光、春の影
0322   解けても溶けても春が反射してた
0322   夜のつぼみ
0323 1 唐突に新しい色を知る
0323 2
0328   透ける目
0330   消えていく冬
0331   やわらかい西
0331   内がわの色、外がわの色
0401   ゆきどけの穴
0402
0403   やわらぐ尖端
0404 1
0404 2
0404 3 青く始まる
0404 4 異次元列車に飛び乗って
0405
0407 1 記憶レンズ
0407 2